素行調査は、信頼できる探偵に相談することが大切です。質の高い調査ができる探偵に依頼することで、納得できる結果が出るでしょう。
また、相談後は契約を交わしてすぐに調査に入るため、万全の準備をしておきたいところです。
ここでは、素行調査の相談先の選び方や事前準備について詳しくご紹介します。
質が高い素行調査を行える相談先とは?
高い技術と豊富なノウハウを駆使した質の高い素行調査ができる探偵に相談しましょう。
次のような相談先を選ぶことが大切です。
信頼性が高い
信頼性が高いかどうかは、実績や継続年数、メディア出演の有無などで判断するしかありません。
できるだけ信頼性が高い探偵事務所を選び、相談しましょう。
どれだけ信頼性が高いと思っていても、相談員の質が悪い場合は他の探偵を選ぶことをおすすめします。
実績が豊富
実績が豊富な探偵は、素行調査でトラブルが発生しても迅速に対処できます。
また、依頼主が事前に調べたターゲットの行動スケジュールがフェイクだったとしても、臨機応変に対応できるでしょう。
実績が少ない探偵はイレギュラー対応に慣れていないため、小さなトラブルが原因で調査に失敗する可能性があります。
全国に支社がある
全国に支社があれば、ターゲットの行動範囲が広くても問題なく対応できます。
支社がない探偵に依頼すると、単身赴任先や出張先の地域の探偵に外注したり、高額な出張費を請求されたりします。
全国に支社がある探偵に相談すれば、低コストで質を落とすことなくターゲットの素行調査が可能です。
親身に相談に乗ってくれる
親身に相談に乗ってくれる探偵であれば、安心して任せられるでしょう。
親身になれない探偵は、依頼主の情報を正確に分析できず、重要な情報を見落とす恐れがあります。
依頼主の話には、さまざまなヒントが隠されているため、親身に相談に乗れる探偵は調査力が高いのです。
また、対応が雑な相談員は調査の質も低い傾向があります。
相談前の準備
準備が足りていないと、情報不足を理由に依頼を断られる可能性があります。
素行調査を速やかに依頼するために、次のような準備が必要です。
調査の目的とゴールを決めておく
調査の目的とゴールを決めましょう。調査の目的が明確になれば、調査方針を立てやすくなります。
ただし、素行調査では、「何となく怪しいから調べてほしい」、「嘘をつくようになったから何か隠している可能性がある」など、漠然とした目的で依頼するケースがあります。
そのため、必ずしも調査の目的を明確に決める必要はありません。
怪しいと思ったきっかけやターゲットの普段の様子などを探偵に伝えることで、的確な調査方針と計画を立ててくれるでしょう。
依頼のゴールについては、「証拠を取得できれば成功」、「3日調査したら結果に関係なく調査終了」など、明確に決めることが大切です。
ゴールを決めずに素行調査を依頼すると、調査のやめどきがわからず、無駄に調査してしまうでしょう。
ターゲットの写真や住所などの情報
ターゲットの名前や生年月日、身長、体格、勤務先の住所や名称、写真、車のナンバーや車種といった情報を用意しましょう。
ターゲットの詳細な情報を伝えることで、調査の途中に見失うリスクを抑えられます。
ターゲットの行動範囲とスケジュール
調査日のスケジュール、残業の頻度や休日の過ごし方、移動手段、行きつけの店やお気に入りの場所などの情報を準備しましょう。
移動手段が車であれば、事前に調査車両を用意できます。
また、行動範囲やスケジュールがわかれば、先回りして待ち伏せしたり、仕事が終わるのを勤務先の近くで待ったりもできるでしょう。
より多くの情報を提供することで、短期間で調査結果が出やすくなります。
ターゲットの知人や関係者の情報
素行調査では、ターゲットの知人や関係者に聞き込み調査をする場合があります。
そのため、知人や関係者の連絡先や勤務先、住所などの情報を取得しておくことが大切です。
ターゲットとの会話の中に知人や関係者の情報が隠れている場合があるため、思い返してみましょう。
また、探偵への相談を決めてから相談するまでの間に、自然な会話の流れで情報を聞き出してください。
予算を決めておく
探偵への依頼にかかる費用は、数万~数十万円と幅広いため、予算を決めておきましょう。
成果が出ればいくらかかってもいいという考えでは、調査日を絞らずに依頼してしまい、調査が長引く恐れがあります。
予算を決めることで、調査日や調査時間を厳選でき、短期間で結果が出ます。
不安や疑問に感じていることをまとめる
相談時に、不安や疑問に感じていることを探偵に伝えましょう。不安や疑問がすべて解消されてから依頼することが大切です。
相談時間は限られているため、あらかじめ不安や疑問に感じていることをメモにまとめておきましょう。
浮気や不倫を調べたいときは証拠を持参する
浮気や不倫を調べたいときは、証拠となるメールやLINE、写真などを持参しましょう。
浮気や不倫だと思っていても、実際には友人とふざけ合っていただけの可能性もあります。
経験豊富な探偵に見せることで、意見をもらえるでしょう。
パートナーが不審な行動をとっている理由が浮気や不倫ではなく、何らかのトラブルに巻き込まれてことが理由な場合もあります。
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相談時に確認しておくこと
探偵への相談時には、契約前に次のようなことを確認しておきましょう。
調査日数や調査人数
依頼の目的や依頼のゴールなどを決めたうえで、具体的な調査日数と必要な捜査員の人数を確認しましょう。
話し合いで決めた日数と人数に間違いがないのか確認が必要です。
また、捜査員の数や調査日数を許可なく増やして追加料金を請求する悪質な探偵もいるため、増やすときのルールも決めておきましょう。
料金の内訳
提示された料金の根拠を知るために、内訳を確認しましょう。
交通費や車両費が異常に高額であるなど、料金に問題があるケースは少なくありません。
内訳を明かさず料金を吊り上げる探偵もいるため注意しましょう。
追加料金の有無
追加料金の有無は探偵によって異なります。
事前の見積もりで決めた料金以上は請求しない探偵もいれば、追加料金が発生することが前提の探偵もいます。
予想外の金額を請求される恐れもあるため、追加料金がかからない探偵がおすすめです。
また、追加料金が発生するような変更があったときに、依頼主の承諾を得ることを絶対のルールにしましょう。
成功報酬が発生する条件
成功報酬制の探偵に依頼するときは、成功報酬が発生する条件を確認しましょう。
依頼主と探偵の間で成功の基準に対する認識が異なると、料金トラブルになります。
証拠を取得できれば成功なのか、不審な行動をとっている理由がわかれば成功なのか、基準を明確に決めましょう。
報告書の形式
調査報告書にどこまでの情報が記載されるのか確認しましょう。
ターゲットが何時にどこに行き、誰と会って何をしたのかなど、具体的な内容が記載されることがベストです。
また、1つの報告ごとに、そのときのターゲットの写真が添付されていれば、調査結果の証拠となります。
探偵業の許可を得ているか
探偵業を営むには、探偵業開始届出書を公安委員会に提出して、公布された探偵業届出証明書を営業所の見やすい位置に掲示する必要があります。
ここで注意が必要なのは、1つの事務所ごとに証明書の掲示が必要なことです。
このような法律をしっかり守っていることは、依頼先を決めるときの前提条件です。
法律を守らない探偵は、調査においても違法行為をする恐れがあります。
違法な捜査は行わないか
違法な捜査を行って取得した証拠は、裁判で証拠として認められないケースがあります。
また、探偵が摘発されると依頼主も罪に問われる可能性があるため、違法な調査を行わない探偵に依頼することが大切です。
まとめ
素行調査の相談先は、信頼性や実績、追加料金の有無、支社数などで選びましょう。
質の高い調査ができて、不当な追加料金の請求やトラブルを起こさない探偵を選ぶことが大切です。
また、報告書の質が高く、裁判で有効な証拠を取得できることが前提条件です。実際に相談してみて、探偵の質や信頼性を見極めましょう。