非定型(ニュータイプ)うつ病と適応障害とは?

  • 2021年6月12日
  • 2021年9月4日
  • 心理
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日本国憲法第25条に規定されているように、私たちは誰もが健康で文化的な生活を営む権利を持っています。「健康」な生活とは、単に病気をしないというだけではなく、肉体的にも精神的にも不足なく生きていくことだと言えます。

しかし、現代を生き抜く人たちのすべてが健康な生活を送れているわけではありません。それはなぜでしょうか。誰がなってもおかしくない「現代」のこころの病気をご紹介いたします。

適応障害とは?

現代社会にはストレスや悩みはつきものですし、そうした状況に対処できなければ、身体だけではなく心にも不調をきたしてしまいます。人間関係でつまづいたり仕事でミスをしたり、あるいはちょっとしたことが気になっただけでも、心の病は発症します。

例えば会社への就職、異動や転職など、環境の変化から発生するストレスによって心身に障害が表れ、生活に支障をきたす状態を適応障害言います

新入社員によく見られる、いわれる「5月病」はその典型的な例といえます。

五月病とは?
日本では、新入社員の4月に入学や就職、異動など新しい環境への変化が多くある。その結果、適応障害の症状が5月のゴールデンウィークが明けた頃から多くみられるため、この名がある。

今までとは全く違う環境に置かれて仕事をすることは、心身ともにかなりのエネルギーを消費します。人は「防衛機能」が働くことで環境の変化に対応できますが、ストレスが限界を超えてしまうと防衛機制がうまく機能しなくなります

その結果、気分の低下や不安を感じたり、摂食障害や頭痛などの症状が表れたり、無断欠勤や虚偽の発言をするのはどの変化が起こるのです

適応障害は、精神疾患としては軽度の部類に入ります。

しかし、うつ病を始めとした別の精神疾患の引き金となることもあるので、「大したことはない」と考えるのは危険です。

うつ病ってどんな病気?

仕事での失敗や人間関係がうまくいかないなど、些細なトラブルがきっかけで気分が塞いでしまうことがあります。うまく気分転換できれば良いのですが、沈んだ気分が2週間以上も続き、何をする気も起こらなくなってしまったら、それはうつ病の症状かもしれません。

その原因ははっきりとは解明されていませんが、心に何らかのストレを抱えていると、それが引き金になってうつ病になることが多いとされています

鬱病の症状も人によって様々です。主な症状を以下にまとめました

心の症状

  • いつも憂鬱で気分が沈み、悲しい気持ちになる
  • 何に対しても興味がなくなる
  • 何もやる気が起きず、億劫になる
  • イライラする
  • 「自分が悪い」と考えてしまいがちになる
  • 自信がなくなり、すぐに不安になる
  • 判断力が低下する

体の症状

  • よく眠れない
  • 食欲がない、何を食べても美味しいと感じない
  • めまいや動機、息切れがする
  • 肩こりが治らない
  • 性欲が減退する
  • 胃の調子が悪くなる
  • 頭痛や微熱が続く

このうちのいくつが当てはまったらうつ病、というわけではありませんが、うつ病の人に共通しているのは以下の2点です。

うつ病の人に共通している症状

  • 憂鬱で悲しい気分になる
  • 何もする気がなくなる
「躁うつ病」と「単極性うつ病」とは?
うつ病とよく似た精神障害に双極性障害がある。気分が落ち込んで活動性が減少するうつの状態と、テンションが高くなって活動性が増大する躁(そう)の状態が交互に表れるため「躁うつ病」とも呼ばれる。躁うつ病と区別するため、うつ病のことを「単極性うつ病」と呼ぶこともある。

うつ病は増加傾向

厚生労働省の調査によれば、うつ病の生涯有病率(これまでにうつ病になった経験がある人の割合)は3~16%ですから、100人のうち3~16人はうつ病になったことがあるわけです。

しかも、これは医師によってうつ病と診断された人の数に過ぎません。受診していない人も含めれば、その数はさらに多くなります。

さらに、日本のうつ病患者数は1996年には約43万人、99年には約44万人とほぼ横ばいだったのですが、2002年には約71万人、2005年には約92万人、2008年には104万人と、目に見えて増加傾向にあります。これにはうつ病の診断基準が以前と変わったという理由もありますが、うつ病は誰がなってもおかしくない現代人がなりやすい病気と言えるでしょう

ニュータイプのうつ病とは?

非定型うつ病

また近年は、新しいタイプのうつ病が増えてきています。この新型のうつ病は「非定型うつ病」と呼ばれています

気分が沈んだり不安になったり、頭痛や吐き気をもよおすなど、症状は概ね従来のうつ病と同じものが現れます。異なっているのは、一部の症状はうつ病の時とは正反対のものが現れること、また自分にとって都合のよいときが好ましいことがある時には症状が回復することです。

例えば、仕事や学校に行く時にはうつ状態になるのに、仕事が終わると途端に気分が良くなり、元気に遊びに出かけたりします。うつ病特有の症状とされる食欲の減退や不眠ではなく、過食や過眠の症状が現れるのも非定型うつ病の特徴です。それでいて、自分が他人から拒絶されることに対しては敏感になるため、社会不安や対人恐怖の傾向が現れます。

そのため、非定型うつ病になった人は、周囲の人達からは「怠けている」「自分勝手な人だ」という印象で見られがちです。しかし、本人は怠けているわけでも自分勝手に振舞っているわけでもなく、本当はどうしていいか分からずに辛い思いをしているのです。

ですから、管理職など部下を持つ立場の人などは一般的なうつ病だけでなく、このような新しいうつ病があることも知っておきましょう。

「お前は怠け者だ」と頭ごなしに叱ってはだめで、専門家の診断を受けさせるなど適切な対処をしなければならないからです。うつ病は自殺とも大きな関係があります。そうならないためにも、本人への理解を示すことが大切です。

非定型うつ病とは?
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