探偵というのは、事務所によって大きく質が変わります。
テレビ番組に取材協力するような大手の事務所もありますし、ネットにもほとんど情報が載っていない、街角の探偵事務所まで様々です。
「探偵は探偵でしょう」と深く考えずに事務所選びをしてしまうと、思わぬトラブルに遭う可能性があります。
この記事では、『探偵にまつわるトラブル』『トラブルを回避する方法』を紹介します。
探偵にまつわるトラブル5選
探偵に調査を依頼するうえで、起こりやすいトラブルにはどんなものがあるでしょうか。
代表的な5つを紹介します。
①お金を払ったが調査が行われない
『調査料金を前払いしたが、調査が行われなかった』のパターンは大きく分けて3パターンがあります。
- 調査費用を受け取ったきり、本当に調査していない
- 調査はしているが、調査力が低いせいで何もできずにいる
- 調査はきちんとやったが、何も証拠がでてこなかった
③の場合は仕方ありませんが。①と③どちらなのかは、相談者の立場からは確かめるすべはありません。
②調査料とは別の『実費』の部分が高すぎる
『調査料金は前払いして、調査中にかかった実費は調査終了後に支払う』という契約を結んだ際に起こり得るトラブルです。
実費として想像がつくものを軽くあげてみます。
- 車にまつわる費用(ガソリン代、駐車場代、高速道路代など)
- 遠方調査の宿泊費(調査員のホテル代)
- 事務処理に必要な経費(切手代など)
状況にもよりますが、これらの経費はせいぜい数万円~十数万円程度で済むのが一般的でしょう。
しかし、実際には『調査料金より実費の方が高かった』なんていうトラブルも起きているのです。
③『成功報酬』の定義で揉めた
成功報酬のトラブルで揉めるというのもよくあるトラブルです。浮気調査を例に出して、成功報酬の定義について考えてみましょう。
- 浮気の証拠を押さえ、相手の素性が明らかになった
- 浮気の証拠を押さえたが、相手の素性がわからなかった
- 浮気の証拠を押さえたが、調査対象の顔がきちんと写っていなかった
- 浮気の証拠を押さえられなかった
皆さんは『浮気調査の成功』といわれたら①を想像すると思います。ですが、実際には③や④でも成功報酬を請求される可能性があります。
④の場合、浮気の証拠は押さえられなかったものの、『対象者は浮気をしていないことがわかった(調査自体は成功した)』という解釈で成功と見なされる可能性があります。
成功報酬制の場合、成功の定義をきちんと確認しておいた方がいいでしょう。
④調査が失敗に終わった
単純に調査が失敗に終わるパターンです。
・浮気調査の場合…浮気しているかどうかわからなかった
・人探し調査の場合…探している人が見つからなかった
・ストーカー調査の場合…ストーカーの正体がわからなかった
「調査が失敗に終わったのなら、お金は返して欲しい、払いたくない」と考えるのが当たり前ですよね。
粗悪な探偵事務所に依頼した場合には起こり得るトラブルです。
⑤調査期間を引き延ばされた
「数日で終わる」と言われていた調査なのに、1週間以上かかってしまったりするトラブルです。調査が長引けばもちろん費用が高くなります。
調査をやめ、別の事務所に依頼しなおすとなれば更なる費用がかかります、『もう少し粘れば結果がでるかも…』という気持ちを逆手に取られている可能性があります。
探偵事務所選びを失敗しないためにはどうしたらいい?
上記で探偵にまつわるトラブルを紹介しました。そのほとんどは、『事務所選びを失敗したこと』が原因で起こります。
では、事務所選びを失敗しないためにはどうしたらいいのでしょうか。
大手の探偵事務所を利用する
信用性が担保されている、大手の探偵事務所を利用するようにしましょう。
- テレビや新聞に載ったことがある事務所
- 弁護士が在籍している事務所
- 昔から人気のある探偵事務所
大手かどうかを判断する方法はいくつかあると思います。大手の事務所であればトラブルは起きにくいでしょう。
ネットで事務所の評判をチェックする
依頼しようと思っている事務所の評判について、ネットである程度調べてみましょう。問題のある事務所であれば、すぐに悪い情報が出てくるはずです。
加えて、『悪そうな情報がないから信用する』というのも軽率です。
『悪い情報が出てこないほど無名な事務所』と言われればこの危険性が伝わりますでしょうか。
いくつかの事務所から見積もりをもらってみる
探偵事務所の調査費用の相場がわかっている人には必要ありませんが、相場がわからない人は複数の事務所に見積もりをもらうようにしましょう。
『安いと思っていた事務所が実は高かった』『高いと思っていた事務所が実は安かった』なんていうこともありえます。
数千円の世界ではないのですから、見積もり程度の手間は惜しまないようにしましょう。
料金が定額性の探偵事務所を利用する
調査費用の単位は事務所によってことなります。
- 1時間〇円~
- 1日〇円~
- 1調査〇円~
『1日〇時間調査する』とはっきり決まっているなら問題ありませんが、『どのくらい調査することになるかわからない』のであれば、『1日定額〇円』と決まっている方が安心です。
どちらの方が自分に向いているのか、よく考えてみましょう。
見積もりの時点ですべてを確認し、録音しておく
清算時にトラブルにならないために、契約時の会話や通話の内容を録音してみましょう。
仮に、何かしらの問題で揉めることになったとしても、会話の内容を元に話し合うことができます。
まとめ
探偵にまつわるトラブルは主に2つあります。
- お金を払ったのにきちんと調査してもらえなかった
- 見積り時の金額と請求された金額が全然違う
他にもありますが、基本的には大手の信頼できる事務所に依頼することで回避できます。
料金が安すぎる事務所というのも、あまり信用できません。もし、『料金が安くて、かつ信用できる大手の事務所がいい』という場合は、当サイトがおすすめする『第一探偵事務所』を利用するようにしましょう。