どういう人が調査員になれるの?
探偵調査員の給料ってどのくらい?稼げる?
今回の記事では、そんな探偵調査員について、仕事内容から向いている人の特徴、そして稼げるのかどうかについても解説します。探偵調査員という職業が気になっている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
探偵調査員の仕事内容は?
浮気調査
探偵事務所に寄せられる相談の9割近くが、以下のような浮気調査に関するものだと言っても過言ではないでしょう。
- 夫が浮気している気がするから調べてほしい
- 絶対に夫が浮気しているから証拠を掴んでほしい
- 慰謝料請求したいから裁判で使える証拠を取ってほしい
浮気調査の主な仕事内容は、尾行、張り込み、撮影です。もちろん、簡単に証拠が取れないことも多いので、長期的に尾行したり何時間も張り込みをしたりすることも多いのが現状です。忍耐力が相当必要になる仕事内容と言えるでしょう。
人探し調査
現在日本では、年間8万人以上もの人が行方不明になっています。そういった行方がわからなくなってしまった人を探してほしいという依頼も探偵に多く寄せられています。
人探し調査の依頼を受けた場合は、行方不明になった人の情報、行方不明になった原因などの事前情報を集めることから始まり、手がかりをもとに聞き込みをしたり張り込みをしたりデータを調べたりします。
人命に関わることも多い調査なので、スピード感がとても重要になる仕事内容です。
事務作業
調査の結果を依頼者に伝えるために、報告書を作成するという事務作業もあります。もちろん、大手の探偵事務所では専門の事務員がいる場合もありますが、多くの探偵事務所では調査員が事務作業も行っているようです。
調査で使う機材のチェックや手入れなども事務作業として行います。
相談業務
すでに調査を依頼中の方からの問い合わせ相談はもちろん、これから依頼を考えている方からの相談、調査終了後の相談を受けることもあります。
大手の探偵事務所は専用の相談員を設置している場合もありますが、調査員と相談員を兼任している探偵事務所も多いです。
法律がからむ問題について質問されることも多いので、ある程度の離婚や慰謝料請求に関する法律知識は持っておかないと対応できない業務ですね。
探偵調査員になるためにはどんなスキルが必要?資格は要る?
結論から言うと、探偵調査員になるために必要な資格はありません。ただし、必要なスキルはたくさんあります。その一部をご紹介します。
- 車の運転スキル
- バイクの運転スキル(必須ではないがあったほうが良いとされる)
- 尾行スキル
- 張り込みスキル
- 調査機材の取り扱いスキル
- 暗闇での撮影スキル
- 盗聴器発見機など特殊機材の取り扱いスキル
これらは最低限でも必要とされます。ご自身で学ぶことも不可能ではありませんが、探偵事務所の基準を上回るスキルを独学だけで身に付けるには相当時間がかかります。
探偵調査員と探偵相談員の違いは?
探偵調査員と探偵相談員は同じとよく間違われますが、厳密に言うと仕事内容に違いがあります。
調査員と相談員を兼任している探偵事務所もありますが、仕事内容の違いを知っておくことでより深く探偵の仕事を理解することができるでしょう。
調査員の仕事
ターゲットを尾行したり、浮気現場を撮影したり、調査そのものを担当するのが調査員の仕事です。
相手にバレてしまっては調査がその場で失敗に終わってしまいますので、常に緊張感と闘いながら仕事をしています。
相談員の仕事
お客様がどんなことに悩んでいるのか、どういう結果を求めているのか、どういう問題を抱えているのかヒアリングを行ったり、面談の予定を取り付けたりするのが相談員の仕事です。
また、調査員が調査した結果をお客様に報告したり、場合によってはアフターフォローを行ったりします。
相談員の存在無くしては調査員も仕事がありませんので、探偵事務所そのものが成り立ちませんので、重要度の高い仕事です。
依頼者の方に満足してもらうために、より高いコミュニケーション能力や気遣い、法律関係を含む幅広い知識が求められます。
探偵調査員に向いている人の特徴は?
体力がある
探偵調査員は、朝から晩まで通しでターゲットを尾行しなければならないこともあります。一般人以上の体力がないと難しいかもしれませんね。
瞬発力がある
ターゲットが予想外の動きをすることも多々あります。例えば、電車から降りたと思えば今度はタクシーで移動したり、人混みからいきなり路地裏に入ったり…。
想定外の展開になっても、すぐに対応できるような瞬発力がある人は探偵に向いています。
推察力がある
ターゲットが次にどんな行動を取るのか、どこに向かうのかなど、展開を推測する力が長けている人も探偵に向いています。
推察力があれば、ターゲットにバレてしまうような行動を取ることはないでしょうし、スムーズに尾行することができるからです。
慎重である
ターゲットに尾行していることがバレないように慎重に行動できることも重要です。リスクヘッジがきちんとできる性格の人は探偵に向いているでしょう。
新しい機材やシステムに物怖じしない
探偵は常に新しい機材やシステムを活用してターゲットを追いかけます。インターネットが発達している現代では、そのスピードも凄まじいものがあるでしょう。そんな、新しいことに対して物怖じしない強さを持っている人も探偵に向いています。
探偵調査員の適正年齢は何歳から何歳?
探偵調査員の適正年齢は、20代半ば~40代半ばまでと言われています。その理由は、すでにお伝えしたように、探偵調査員の仕事はかなりハードで体力が必要だからです。
ただ、特に年齢制限があるわけでも、定年退職があるわけでもないので、70歳を過ぎても現役の方もいます。
調査員のハードな仕事に耐えられる体力と瞬発力がある方は、何歳であってもチャレンジする価値はあるかもしれませんね。
ぶっちゃけ…調査員の給料はいくらくらい?
浮気調査や人探し調査は料金が高いイメージがあるせいか、「探偵は稼げる!」と思っている方も多いようです。しかし実際のところ、高給取りは探偵調査員の中でもほんの一部で、多くの調査員が月給20~30万程度くらいしかもらえないのが現状です。
調査員のハードな仕事内容を考えると、割に合わないと思う人も多いかもしれませんね。ただ、下積みを頑張って探偵事務所の所長クラスになっていけば、年収1,000万以上になることもあります。
調査員の仕事に興味があってずっと頑張っていきたい人にとっては、成果が給料として返ってくるので面白いと感じられると思います。
探偵調査員のやりがいは?
すでにご紹介したように、探偵調査員の仕事は必ずしも簡単に稼げるわけではありません。そのため「お金のために仕事しています!」という人は少ないかもしれません。では、調査員のやりがいにはどのようなものがあるのでしょうか。
調査能力が上がり探偵としての成長が感じられる
探偵調査員としてやっていくには多くのスキルが要求されます。もちろん、最初からすべてのスキルが高い人はいませんので、OJTで実務経験を経て身に付けていきます。
そうして実務経験を積みながら独学で勉強したりして努力した結果、「調査スキルが上がった!」と目に見えて分かるときは大きなやりがいを感じるそうです。
仲間と協力しながら行った調査が成功して達成感を味わえる
ときに、調査が24時間以上も続いたり、とてつもない緊張感で調査をしたりすることもあります。そんな緊張とプレッシャーの中での調査を仲間と協力し合いながら乗り越えて無事に成功すると、言葉では表現できないような達成感を味わえます。
その達成感がやみつきになって、仕事にどんどんハマってしまう調査員もいるそうです。
依頼者から調査結果に関して感謝される
どんな仕事でもそうですが、自分の仕事によって誰かに感謝されると嬉しいですよね。探偵も同じです。依頼者から、「この調査のお陰で未来が開けた」と感謝の言葉をかけられると、調査の疲れも一気に吹き飛んでしまうようです。
まとめ
謎に包まれている探偵調査員の仕事について、ご理解いただけましたか?漫画やドラマのイメージとは異なり、探偵調査員の実際の仕事はとても大変で、過酷です。それでも、依頼者のために、調査員たちは今日も奮闘しているのです!
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