探偵事務所はたくさんありますが、どのような基準で選んだらいいかわからない人もいることでしょう。
探偵事務所には、テレビや新聞に載るような一流の事務所もあれば、誰が運営しているのかわからないような不透明な事務所まで様々です。
事務所を適当に選んでしまうと、お金だけが大量にかかり結果がでないなどのリスクがあります。
事務所選びを失敗しないために知っておくべきことを、この記事で紹介するので読んでみてください。
探偵事務所を選ぶときに重要な3つのポイント
探偵事務所を選ぶ際に重要な3つのポイントを紹介します。どの事務所を選ぶにせよ、この3つは必ずクリアした事務所を選ぶようにしましょう。
事務所の信用性
『信用できる事務所に依頼すること』これが何より大切になります。事務所の信用性を図るポイントはいくつかあります。
- 弁護士が運営している(顔をきちんと出している)
- テレビや新聞などに取材協力している
- 解決実績が多い(昔から運営されている)
- ネット上での評判が良好
など
信用できない事務所を選んでしまうと悲惨な結果を招くことになります(詳しいことは『事務所選びを失敗するとどうなるの?』で紹介します)。
料金体系が明瞭・安いこと
信用性を確保した上で、できるだけ費用の安い事務所を選ぶことが重要です。お金に余裕のある方は問題ありませんが、調査費用というのは結構高額なのです。
探偵費用というのは(1時間の料金×調査員の人数+諸経費)で算出されるのが一般的です。
以下で、『2名の調査員が15時間調査した場合』の調査費用をざっくりと計算してみました。
探偵事務所 | 調査料金 | 15時間の調査費用 |
A事務所 | 1時間5,000円~(2名で10,000円~) | ¥100,000~ |
B事務所 | 1時間8,000円~(2名で16,000円~) | ¥160,000~ |
『1時間3000円しか変わらないのなら、料金はそこまで変わらないでしょう』と甘く考えていると、約2日で6万円も費用に差がつくことになります。
そういった事実を念頭において、費用に関しては敏感になるようにしましょう。
調査力が高いこと
調査力が高いことも非常に重要です。これも事務所の信用性と密接に関係しています。
例えば、浮気調査の場合、事務所によって成果に大きな差が生まれる可能性があります。
- 浮気の事実を写真に残し、浮気相手の名前や住所がわかった
- 浮気の事実を捉えたが、浮気相手の素性がわからなかった
- 浮気の事実を捉えることができなかった
理想は①ですよね。でも、調査力が低いせいで③のような結果になる可能性もあります。
また、『成果を出すのにどのくらいの時間を使うか』も非常に重要です。調査時間が長くなると、その分費用が高くなってしまうからです。
事務所選びを失敗するとどうなるの?
事務所選びを失敗すると具体的にどのようなトラブルに見舞われるのでしょうか。
真相がわからないまま調査が終了する
真相がわからないまま調査が終了する、これが一番の悲劇です。浮気調査を例に出してみましょう。
信用のできる探偵事務所から『浮気の事実はありませんでした』と報告されたとします。相談者は安心して夫婦生活を継続できるのではないでしょうか。
しかし、イマイチ信用できない事務所から『浮気の事実はありませんでした』と報告されたとします。
相談者は、『きちんと調査していないんじゃないか?』と勘繰り、心の重荷を下ろすことができないまま夫婦生活を続けることになります。
最悪の場合、他の事務所に改めて浮気調査を依頼することになるかも知れません。
調査費用だけがかさむ
調査費用前払い制の事務所を選ぶときは特に慎重になりましょう。費用を取るだけ取って、きちんと調査してくれないかもしれません。
これは詐欺に近いような深刻な被害を受けることになります。
浮気調査をしていることがバレる
尾行や張り込みが下手なせいで、パートナーに浮気調査をしていることがバレてしまうパターンです。
実際に浮気をしていたとしても、していなかったとしても、夫婦関係に悪影響を及ぼします。
浮気がバレないように警戒されてしまう可能性もありますので、何としても避けたい事態です。
安いと思っていたら高かった
調査費用が安いと思って依頼した結果、『調査の手際が悪いせいで料金がかさむ』パターンです。
A社の半額で調査をしてくれるB社があったとします。A社なら3日で済む調査に、B社は6日かかってしまったとしましょう。
料金が安くても、調査に時間がかかれば結局費用は高くなります。何度もいいましたが、調査力の高さは重要なのです。
まとめ
探偵事務所を選ぶ際に重要なのは、『信用性』『費用の安さ』『調査力の高さ』です。一つでも欠いてはいけません。
事務所選びを失敗したことで起こりうる主なトラブルといえば、『たくさんのお金を払ったのに、思うような結果がでなかった』のパターンでしょう。『結果がでたが、それ自体信用できない』となってしまう可能性もあります。
調査の結果に疑問が残るような、信用できない事務所を選んでしまうと、調査後もモヤモヤとした気持ちを抱えることになります。
そうならないためにも、事務所を選ぶ際は慎重になるようにしましょう。