離婚には様々な理由がありますが、男女によって相手にどんな不満を持って離婚に至ったのかが変わってきます。もし自分の気になる相手がバツイチで、それでもお付き合いをしてみたいと考えているのなら、どんな結婚生活で離婚に繋がりやすい問題を知ることは重要な参考となるでしょう。
今回は男女の離婚理由トップ3と、バツイチとの恋愛で起きやすい問題についてご説明します。
【女性編】バツイチの離婚理由トップ3
女性が離婚する際の理由を、多い順から3つまとめてみました。やはり弱い女性の立場から感じる男性への不満や問題があり、多くのケースでずっと我慢していたそれらの問題がエスカレートし、女性が限界に達して離婚に踏み切ることが多いようです。
すべての家庭ではありませんが、女性を家政婦のように扱う男尊女卑に近い状態の家庭もあるようで、離婚後にケアを必要とする方も多いようです。
1位 性格の不一致
女性で最も多い離婚理由は性格の不一致でした。人の常識は家庭によって大きく違ってきますし、そうした違う常識を備えた人が家族として一緒に暮らすとなるとやはり勝手の違いからすれ違いも増えてしまうようです。
また性格の不一致が一番多い理由として、例えば浪費が激しいだとか暴力的だとかの問題をかんたんに一言で表せる言葉として「性格の不一致」が便利でよく使われるからです。
ですので、より具体的にどんな問題が離婚に至るか知りたい場合は、2位以降が参考になるでしょう。
2位 暴力をふるう
2番目に多いのは夫による暴力でした。1位が色々な理由を含んでいる事を考えると、実質的に一番離婚の原因となっている可能性があるのはこの暴力の問題でしょう。
女性はどうしても男性に力で勝つことは難しいですし、暴力を振るわれてしまうと対処する術がありません。離婚という手段を使って自分のみを守るのも当然のことと言えるでしょう。
場合によっては生命の危機にすらなりえるため、非常に深刻な問題と言えます。
3位 生活費を渡さない
3番目に多いのが生活費を渡さないという問題です。個人差はありますが男性の中には、家庭内での消耗品や必要な物、食費などの管理を妻に一任しておきながら十分な生活費を渡さない人が居ます。
計画性がなかったり、どのくらいお金がかかるのかを考えていなかったり、単純にもっと自分の趣味にお金を使いたくて出し渋っている場合もあります。当然ながらお金が無ければ食事やライフラインや家賃など、家を維持することはできないのでとても深刻な問題です。
【男性編】バツイチの離婚理由トップ3
男性の離婚理由の多くは肉体的なものよりも精神的な問題によるところが多いようです。主に自分に対して害を及ぼされるのではなく、妻が精神的に男性を裏切ったり責めたりする類の物が多く見られます。
本来は仕事で受けたストレスを癒やすはずの家庭が、自分にとって居心地が悪くさらにストレスを増やしてしまう場所に変わってしまうのです。そうなるともはや結婚生活を続けることそれ自体が負担となってしまいます。
1位 性格の不一致
男性側でも離婚理由の1位はやはり性格の不一致でした。女性の方と同じように、男性も色々な理由がある場合、一言で表せるがのこの性格の不一致というキーワードだからです。
金銭感覚、倫理観、価値観、常識などが違う事でもあり、違うことが受け入れられない場合に離婚に至るようです。特に男性は仕事に出掛けて、女性は家を維持しつつ場合によっては子育てをするのでお互いに出勤前と就寝前以外の殆どの時間は違う場所で違う事をしながら生活します。
ですので、普段の話し合いが減ってくるとお互いの価値観のすり合わせができず、そうした感覚が離れていってしまうようです。
2位 異性関係
男性の上げる離婚原因の2位は異性関係でした。これは女性側の浮気というケースが多く、男性が長時間家を空けたり、家のことに注意を向けてこれないことへの反発や寂しさから起きる傾向にあります。
男性としては家庭を守るために仕事を頑張るわけですが、それによって疲れやストレスで妻に優しくすることが難しくなり、結果として妻の心が離れて他所の男性に行ってしまいやすくなるようです。
3位 精神的に虐待する
男性の離婚理由3位は精神的な虐待です。仕事ばかりで家庭を顧みないと感じた妻が、夫に対して罵声を浴びせたり嫌味を繰り返すというのが多いようです。
女性の場合は肉体的な暴力でしたが、男性でも女性から精神的な暴力を受けてそれを理由に離婚することが多いのを考えると、女性と似た問題を抱えているとも考えられます。
きちんと話し合えば解決出来る問題でも、寂しさや苛立ちから相手を責めてしまうと謝る機会を失ったままエスカレートしてしまい、離婚の原因にまでなってしまいます。
バツイチと再婚するときの注意点
バツイチの人と再婚したい時には気をつけるべき注意点がいくつかあります。離婚をするということは男女どちらかに離婚の原因となる問題が潜んでおり、もしかするとあなたが再婚しようと考えている相手にその問題があるかもしれないのです。
バツイチというのは一般的に良いイメージを持たれることは少ないですし、万が一あなたが未婚であるのなら結婚を焦って失敗してしまうのは大きなデメリットになってしまいます。
必要なポイントは結婚前に絶対にチェックしておきましょう。
離婚理由は必ず確認する
離婚理由は必ず確認する必要があります。先述の通りもし致命的な問題があるといけませんし、理由を聞いた時に過剰に隠そうとするということは自分に原因があり、見られると都合が悪い可能性が高いからです。
浅い関係なら聞きづらい事ですが、もし結婚を前提とした付き合いをしているのならあなたには離婚理由を聞く権利があるので、臆せず聞いておきましょう。
裁判所の資料も見せてもらうこと
離婚をしている場合裁判所からその旨の通達や離婚調停時の資料などがあるはずなので見せてもらいましょう。本当にその人と結婚する意思があれば、その人の過去も知っておくべきですし、結婚をするしないに関わらず、まずは過去を受け止めることが必要です。
もし手元にないのであれば裁判所にコピーを請求してもらうこともできるので、ちゃんと話し合って確実に見せてもらうようにしましょう。
離婚理由に嘘をつかれた場合は別れたほうがいい
裁判所の書類などを見せてもらえず、口頭だけで理由を説明された場合は共通の知り合いや相手方の親族などに本当の理由を確認しておきましょう。聞いてみてもし相手から聞いた内容と違っていたら嘘を吐かれている可能性が高いです。
離婚理由は非常に大事な問題であり、これに関して嘘をつくのはあなたの不利益を考えない自己中心的な行動です。信頼することは難しいですし、結婚後も嘘を吐かれ続けるリスクを考えると別れた方が良いと言えます。
浮気や暴力が原因だった場合はすぐに別れること
もし離婚の原因が暴力や浮気だった場合は別れた方が良いでしょう。暴力だった場合はエスカレートして大怪我を負わされる危険や場合によっては生命の危機すらありえます。
また浮気が原因だった場合は、いつ相手の気持ちが他所へ移って離婚を迫られるようになるか分からず不安な結婚生活を送る羽目になります。
どちらも非常に高いリスクを抱えており、一緒に居て幸せになれる相手ではないでしょう。
浮気や暴力癖はなかなか治らない
浮気や暴力といった行動は再発しやすいのも問題です。浮気は自分を律することが出来ないことの証ですし、暴力はいざとなったら暴力で解決しようとするわがままな精神性の証拠です。
またこれらが離婚の原因になっているということは、1~2回で治まる物ではなく何度も繰り返しているということであり、癖や習慣になってしまっている可能性が高いのです。
一度付いた癖を治すのは難しく、そんな相手と無理に付き合い続けるよりも別のもっと誠実な相手を探す方がずっと幸せになれるでしょう。
バツイチの恋愛相手の離婚理由は徹底的に調べることが大切
バツイチとの恋愛は、それなりにリスクを伴うこともあります。ですが、どうしても諦めることが出来ない場合はきちんと離婚理由を調べるようにしましょう。もちろんその人の元夫、元妻に問題があってその人自身には問題がない場合もあるので、それを知るためにもよく調べることが重要になってくるのです。
結婚を考える相手のことをちゃんと知っておくことは、おかしなことではありません。不安を消して幸せに結婚するためにもしっかり調べてみましょう。