家族や恋人などに不審な動きがあったり、嘘をついていたりする場合は、行動調査で真実を突き止めることを検討しましょう。
基本的に、自分で調査をするのではなく、探偵に依頼することが大切です。
ここでは、行動調査の目的や対象者、費用から、探偵に依頼するメリットとデメリットまで詳しくご紹介します。
行動調査とは?
行動調査とは、対象者を尾行したり張り込んだりして、足取りを追う調査です。
浮気調査や人探しなどと同じく、依頼の目的を達成すべく、さまざまな情報を元に調査をします。
行動調査の目的
行動調査の目的は、不倫や浮気、子どもの行動、離れて暮らす家族の生活などの調査です。
具体的な定義が定められていないため、行動調査の目的はさまざまです。
自分では調べられないことを調べたい場合に、行動調査を依頼しましょう。
行動調査の対象者
行動調査の対象者は、配偶者や恋人、家族、子ども、親族、会社の従業員などです。
行動調査の対象者に明確なルールはないため、基本的にどのような人物でも調べられます。
行動調査にかかる費用
行動調査にかかる費用は、探偵事務所によって異なります。
また、調査員の人数や調査日数、車の使用の有無、調査範囲など、さまざまな要因で費用が変わるため、まずは相談することが大切です。
行動調査にかかる費用は、
- 人件費
- 車両費
- 交通費
- メディア費
- 報告書作成料
- 成功報酬
- 機材料金
- 経費
などです。
成功報酬は、調査の目的を達成できた場合に発生する料金です。
また、目的を達成できなかった場合には一切の費用がかからない完全成功報酬制の探偵事務所もあります。
完全成功報酬制は一見お得に見えますが、高額な場合もあるため注意が必要です。
行動調査を探偵に依頼する際には、費用が相場から大きく外れていないか確認が必要です。 相場を知らずに依頼先を探すと、調査内容に対して料金が高すぎる探偵事務所に依頼してしまう恐れがあります。 また、行動調査の費用を少しでも抑える方法[…]
行動調査を依頼するよくある理由
行動調査を依頼する理由は人それぞれです。
どのような理由で行動調査を依頼する人が多いのか詳しくみていきましょう。
本当に仕事をしているか心配
結婚を考えている人が本当に仕事をしているのか心配で結婚に踏み切れない場合に、行動調査を依頼する方もいます。
勤務先を明かさなかったり、聞いていた勤務先とは異なる会社に出入りしていたりする場合は、行動調査を依頼することをおすすめします。
浮気している確信はないが足取りを追いかけたい
浮気している確信はないものの、言動や行動に不審な点がある場合に、行動調査を依頼する方もいます。
対象者の足取りを追いかけるにあたり、友人や知人から聞き取り調査をする場合もあります。
さまざまな手段を用いて、浮気の可能性を調べることが可能です。
離れて暮らしている家族の生活を知りたい
単身赴任をしている夫や離れて暮らす高齢の親、1人暮らしをしている子どもなどの生活を知りたいために、行動調査を依頼する方もいます。
単身赴任中の夫が浮気をしていないか、子どもは問題なく生活できているのかなど、さまざまな調査が可能です。
また、離れて暮らす高齢の親が生活できているのか、トラブルに巻き込まれていないかなども調べられます。
婚約相手の金遣いが荒くなった理由を知りたい
婚約相手の金遣いが荒くなった場合、結婚してもいいのかどうか不安になる方もいるでしょう。
お金の使い道を調べることで、金遣いが荒くなった理由がわかります。
家族が嘘をつくようになったため真実を知りたい
家族が嘘をつくようになったため、真実を知りたくて行動調査を依頼する方もいます。
出張に行ったはずの夫を会社近くの公園で見たり、友人の家に行ったはずの子どもを夜の町で見たりした場合などがあります。
隠し事をしている人物は周囲を警戒するため、顔が知られている人物が尾行することは困難です。
家族と急に連絡がつかなくなった
家族と急に連絡がつかなくなった場合、家に様子を見に行く方が多いでしょう。
しかし、忙しくて見に行けなかったり不在であったりする場合もあります。
探偵に行動調査を依頼することで、自宅の前で張り込んだり、行動を調べたりできるのです。
従業員の悪い噂を聞いたため真実を知りたい
従業員が横領をしている噂を聞いたため、調査したいといったケースもあります。
会社に損害を与える行為を放置すると、大きな事件に発展し、会社が社会的信用を失う恐れもあるでしょう。
従業員は、悪事が発覚しないように注意を払うため、悪事を暴こうとしても失敗する可能性があります。
探偵に調査を依頼することで、従業員の悪事を早い段階で暴けて、早期に対処できるのです。
行動調査を探偵に依頼するメリット
行動調査は自分で行うよりも探偵に依頼することをおすすめします。
行動調査を探偵に依頼するメリットは次のとおりです。
法律を守って行動調査ができる
自分で行動調査をする場合、対象者が家族や親族など身近な人であるほどに、法律を守らずに調査をしがちです。
例えば、家にいない間に合い鍵で侵入し、クレジットカードの明細を見たり、異性の存在を確認したりする行為があります。
このような行動調査が対象者に発覚すると、関係が崩れたり訴訟を起こされたりする恐れがあるでしょう。
探偵は、依頼主の立場に立ちながらも、法律を守って行動調査をするため、トラブルになる心配がありません。
稀に、法律を守らない探偵もいるため、信頼性が高い探偵に依頼することが大切です。
行動調査をしていることがバレない
自分で行動調査をする場合、相手に顔を知られているため、調査がバレる恐れがあります。
探偵は顔を知られていないため、バレる心配がありません。
また、探偵を雇ってまで調査をしているとは思わない方が多いでしょう。
そのような先入観により、探偵による行動調査はさらにバレにくいと考えられます。
スピーディに結果が出る
自分で行動調査をする場合、仕事や家事、育児などの合間に調査するため、結果が出るまでに時間がかかります。
結果が出るまでに事態が悪化する恐れがあるでしょう。
探偵に依頼すれば、最短1日で結果が出るため、事態の悪化を防ぐことが可能です。
行動調査を行う前に、その方法について確認しておきましょう。 間違った方法で調査すると、対象者にバレるリスクが高まります。 また、自分で行動調査をする場合、探偵と同じ方法で調査することができません。 行動調査は、可能な限り探[…]
行動調査を探偵に依頼するデメリット
行動調査を探偵に依頼することには、デメリットもあります。次のデメリット2つを踏まえて、依頼するかどうかを決めましょう。
費用がかかる
プロの探偵に依頼する以上は、どうしても費用がかかります。
自分で行動調査をする場合でも、GPSやメディア機器の購入や交通費などで数万円程度の費用がかかるでしょう。
行動調査にかかる費用は「8~30万円程度」です。
対象者に調査がバレるリスクがないことや結果が出るスピードが早いことなどを踏まえると、適正価格と言えるでしょう。
質が低い探偵に依頼すると結果が出ない
質が低い探偵に依頼すると、結果が出なかったり調査に時間がかかったりします。
あと3日追加で調査すれば結果が出るなどといい、結果的に1週間以上引き延ばすような場合には、予算オーバーする恐れがあります。
料金が安いと思って依頼したところ、高額な追加料金を請求されたといったトラブルは少なくありません。
このようなトラブルを防ぐためにも、信頼できる探偵に依頼しましょう。
探偵というのは、事務所によって大きく質が変わります。 テレビ番組に取材協力するような大手の事務所もありますし、ネットにもほとんど情報が載っていない、街角の探偵事務所まで様々です。 「探偵は探偵でしょう」と深く考えずに事務所選びを[…]
行動調査の依頼前に準備が必要なもの
行動調査の依頼前に、次のものを準備しましょう。
対象者の写真
対象者の写真は、追跡調査に欠かせません。できれば、正面やサイド、後ろなど、さまざまな角度から撮った写真を準備しましょう。
対象者の行動スケジュール
対象者の行動スケジュールを把握できれば、調査日を絞り込むことが可能です。
夫が出張に行くと言った日や、子どもが友人に会うと言った日だけを調査することで、費用を抑えられます。
行動スケジュールが不明な場合、調査日数が増える可能性があるため、可能な限り調べておくことが大切です。
移動手段や勤務先の情報
車やバス、電車、徒歩などの移動手段や勤務先の情報を提供しましょう。
車で移動する場合は、車両の準備が必要です。
また、人ごみに紛れる恐れがある場合は、複数人で尾行した方がいいでしょう。
そのほか、会社からの帰りに怪しい行動がみられる場合は、勤務先の住所や社名は必須です。
まとめ
行動調査では、夫や妻、子ども、親、従業員などを尾行したり張り込んだりできます。
探偵に依頼することで、スピーディに結果が出るでしょう。行動調査を依頼する理由は人それぞれで、調査内容もそのときどきで異なります。
まずは、行動調査の実績が豊富で信頼できる探偵事務所に相談しましょう。