結婚前調査の依頼を検討する際には、相手にバレないか心配になる方もいるでしょう。
探偵がどのように結婚前調査を行うのかを知ることで、余計な心配をしなくて済みます。
そこで今回は、結婚前調査の内容や入手できる情報について詳しくご紹介します。
探偵が行う結婚前調査の内容
探偵が行う結婚前調査の内容は次のとおりです。
対象者から直接聞き取る
調査の対象者と接触し、情報を入手する場合があります。
もちろん、対象者には「自分が探偵であること」と「婚約相手からの依頼で調査していること」は知らされません。
また、聞き取り調査の際には、偽名を使ったり架空の関係者を装ったりする場合もあります。
何気ない会話の中に重要な情報が隠されている場合もあるため、対象者と親密な関係になる必要はありません。
プロの話術で、対象者に怪しまれずに多くの情報を入手できます。
知人や関係者から聞き取る
対象者の知人や関係者から、交友関係や異性の存在、家族構成などの情報を得ることも可能です。
対象者からの聞き取りの場合と同じく、探偵であることや依頼主の情報は明かされません。
探偵であることを明かすと、聞き取り対象者が本人に警告する恐れがあるからです。
対象者の同僚や職場の先輩、後輩、上司など、聞き取り先はさまざまです。
尾行と張り込み
対象者を尾行したり張り込んだりして、行動を調査します。
あらかじめ、対象者のスケジュールを探偵に伝えておくことで、日時を絞り込んで調査できます。
尾行と張り込みでは、対象者の交友関係や異性関係、家族構成、勤務先などの情報を得ることが可能です。
自分で尾行や張り込みをすると、対象者にバレる恐れがあるため、おすすめできません。
探偵は、知識やノウハウを駆使して、対象者にバレることなく尾行と張り込みができます。
情報を分析する
調査で得られた情報を元に、対象者の信頼性や財力、結婚のリスクなどを分析します。
つまり、結婚前調査では単なる調査力だけではなく、分析力も必要なのです。
そのため、単なる調査ではなく、分析まで可能な探偵事務所に依頼する必要があります。
学歴や勤務先、家族の好評や悪評、交友関係など、さまざまな情報を多角的な視点で分析できれば、結婚後の注意点やリスク、起こり得るトラブルなどがわかります。
結婚前調査でわかること
結婚前調査でわかることは、交友関係や家族構成だけではありません。
次のように、非常にさまざまな情報を入手できます。
異性との交友関係やトラブル
異性の交友関係やトラブルがわかれば、不倫のリスクがわかるでしょう。
例えば、常に複数の異性と付き合っていることがわかれば、結婚後もそれが続く可能性があります。
また、金銭トラブルや不倫による離婚歴が発覚する場合もあるでしょう。
結婚後に同じトラブルが起こる恐れがあるため、結婚前調査で調べておきたいところです。
金銭感覚や浪費癖
金銭感覚が合わない場合、結婚後に喧嘩が増える可能性があります。
例えば、衣類1つにしても、5,000円以上のTシャツを購入するかどうかで揉めるでしょう。
また、金銭感覚が合わないと、計画的な貯金や投資などができなくなり、お金に困る恐れもあります。
金銭感覚が合わないだけではなく、浪費癖もあると、どれだけ節約をしてもお金が溜まりません。
家計に余裕が出ても、それだけ浪費が増えて資産が増えないのです。
このように、金銭感覚や浪費癖の有無は、結婚するかどうかを決める重要な情報です。
借金の有無
知人や関係者への聞き込みや備考や張り込みで、対象者の借金の有無がわかることがあります。
借入額を直接調べる術はありませんが、周囲の人間に対する聞き込みから借金が発覚することもあります。
その他、尾行と張り込みで、カードローンやキャッシングの無人契約機を利用していることが発覚する場合もあるでしょう。
借金があると、家計を圧迫したり子どもにかけられるお金や将来の貯蓄が減ったりするため、事前に確認しておきたいところです。
家庭環境の問題点
結婚後は、相手の両親や家族とも関わることになるため、家庭環境に問題がないか調べることが大切です。
育った家庭環境に問題があると、子どもの教育や結婚生活などで意見の食い違いが起こる可能性があります。
そのほか、「親の言うことは絶対」、「親族が困っていたらお金を貸す」など、さまざまな問題が考えられるため、家庭環境の問題は事前に把握しておきたいところです。
家系と家柄
結婚相手と自分の家系と家柄の相性が悪いと、結婚後にトラブルが起こる可能性が高いでしょう。
例えば、家族全員が医師や弁護士、銀行員などの堅い職業で、そのほかの職業を見下しているケースでは、言葉の節々に見下す表現がみられる場合があります。
自分や自分の両親が不快な思いをする恐れがあるでしょう。
また、男性医師は女性医師と結婚しなければならないなど、ルールを定めている場合もあります。
相手の両親と親族関係になる以上は、家系と家柄を調査しておくことが大切です。
問題のある親族の有無
相手の家族に犯罪者や暴力的な人がいると、結婚してからトラブルになる可能性があります。
また、親族が問題を起こすことで、家族が責められる場合もあるでしょう。
もし、罪を犯せば、自宅にマスコミが押しかけたり、SNSで誹謗中傷を受けたりする恐れもあります。
反社会的勢力との繋がりの有無
反社会的勢力との繋がりがあると、結婚後に大きなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
結婚相手が逮捕される可能性もあるでしょう。
周囲の人に、反社会的勢力との繋がりがあることを話している場合があります。
探偵は「警察の情報を閲覧できる」などの特権を持っているわけではありません。
ただし、独自のネットワークやノウハウを持っているため、ご自身で調べるよりは確実だといえます。
宗教や思想
結婚相手や子どもに宗教への入信を強要したり、自分の思想に染めようとしたりする場合があります。
宗教や思想に問題点がみられる場合は、結婚前に解決しておくことが大切です。
そのためにも、宗教や思想について結婚前調査で明らかにしておきたいところでしょう。
資産の調査
保有資産を頑なに教えてもらえない場合は、調べておくことをおすすめします。
結婚式や新婚旅行、結婚指輪などの必要資金が不足している可能性があります。
また、年齢に対して貯金額が少なすぎる場合、無計画な人物だと言えるでしょう。
勤務先の将来性
勤務先の業績が悪化している場合、いつ倒産するかわかりません。
また、リストラの対象者になる可能性もあります。
勤務先に将来性がない場合は、もしものときにどうするのか尋ねておくことが大切です。
逆に、将来が期待されている会社の場合は、安定的な雇用が期待できます。
対象者の評判
仕事やプライベートでの対象者の評判は、必ず調べておきたいところです。
異性、同性、上司、同僚、家族など、相手によって態度を変えている可能性があります。
結婚後に態度が急に変わる恐れもあるでしょう。
結婚前調査では、対象者の家族構成や勤務先の将来性、資産状況、異性の交友関係などを調べることが一般的です。 自分で調べることも可能ですが、正確性が高い情報を入手するために探偵に依頼することをおすすめします。 ここでは、結婚前調査の[…]
結婚前調査を依頼する前に確認すべき事項
探偵に結婚前調査を依頼する前には、調査内容について詳しく確認しておくことが大切です。
次のような事項を確認しましょう。
違法な調査は行わないか
探偵の質はピンキリで、中には違法な調査をする探偵もいます。
もし、違法な調査がバレて摘発されると、依頼主も罪に問われる可能性があるのです。
そのため、違法な調査は行わないか事前に確認が必要です。
どのように聞き取りをするのか
調査対象者や知人、関係者にどのような聞き取り調査をするのか確認しましょう。
聞き取り調査の質が悪いと、十分な情報を入手できなかったり、怪しまれたりする恐れがあります。
結婚前調査をしていることが相手にバレると、結婚破棄される可能性もあるでしょう。
そのため、聞き取りの具体的な方法や、相手にバレないためのテクニックなどを確認することが大切です。
調査費用と調査日数
調査費用は、調査日数や調査員の人数、調査内容などで変動します。
契約書を締結する前に、必ず確認しておきましょう。
可能であれば、追加料金がかからない探偵事務所を選んでください。
追加料金がかかると、結果的に数万~数十万円の予算オーバーになる可能性があります。
聞き取り調査の実績
結婚前調査では、単なる浮気調査とは違い、尾行や張り込みだけではなく聞き取り調査が必要です。
そのため、聞き取り調査の実績を確認しましょう。
聞き取り調査の実績が豊富であれば、それだけ相手にバレずに必要な情報を入手するスキルが高いと言えます。
まとめ
結婚前調査では、対象者、知人や関係者への聞き取り、尾行や張り込みなどを行います。
対象者の評判や家族関係、借金の有無、異性トラブルなど、結婚前に知りたいさまざま情報を入手できます。
結婚前調査の内容は、探偵事務所によって大きな差はありません。
ただし、調査の質が異なるため、実績が豊富で信頼できる探偵事務所に依頼しましょう。