探偵に人探しを依頼したときの料金相場|捜索期間・難易度別に解説

人探しの料金の相場は、対象者が故意に姿を消しているケースでは50~60万円程度、故意に姿を消しているわけではなく、ただ連絡先がわからないだけといったケースでは15~20万円程度でしょう。

相場をお伝えしましたが、人探しは難易度や捜索期間によって、料金は大きく変わります。『自分のケースでは料金が一体いくらなのか』を詳細に知りたい方は、ぜひ探偵社・興信所の無料相談を活用して聞いてみてくださいね。

この記事では、人探しの料金や自分で捜索する方法、探偵に依頼すべき理由などをお伝えします。

探偵に人探しを依頼したときの料金相場

ここでは、2つの探偵事務所を参考に、料金相場をお伝えします。

捜索日数で料金が決まる『日数型』

以下は、日数型を採用している原一探偵事務所の料金です。

料金項目 金額
基本料金 4万円
捜索料金 8万円/日

依頼することが決定した時点で、基本料金として4万円、捜索する日が1日増えるごとに8万円ずつ料金が増える料金体制です。1日捜索すれば12万円(4万円+8万円×1日)、3日捜索すれば28万円(4万円+8万円×3日)、10日捜索すれば84万円(4万円+8万円×10日)となります。

日数型は捜索終了が早ければ早いほど料金が安くなるので、対象者の情報がある程度集まっている人には特におすすめです。

難易度で料金が決まる『難易度型』

以下は、難易度型を採用している渚探偵事務所の料金です。

調査難易度 基本料金 成功報酬
難易度A 8万6,400円 7万5,600円
難易度B 16万2,000円 10万8,000円
難易度C 32万4,000円 16万2,000円
難易度D 54万円 32万4,000円
難易度E 108万円 54万円

※捜索は14日程度

『対象者が故意に姿を消しているわけではなく、純粋に連絡先が分からないだけ』というケースでは難易度Aか難易度Bに分類されます。具体例としては、過去の友人や恩師の捜索などが当てはまりますね。

また、『債務や家庭でのしがらみなどが関係し、故意に姿を消している』というケースでは難易度C以上に分類されます。

難易度型は、捜索時間に対してではなく、捜索案件に対して金額を支払う形なので、捜索日数が増えてしまっても安心です。しかし、難易度が高いと判断されたのに、早く終わってしまった場合には、料金が割高になってしまうことがあります。

参考:渚探偵事務所

探偵の人探し料金を増減する要素

人探しの料金を増減するのは、『対象者についての情報量』と『情報の質』です

一般的に、依頼者がもっている『対象者についての情報量』が多い場合には料金が安くなる傾向があります。最初の情報量が多いと、早期に有力な情報にたどり着きやすくなると考えられます。結果、短期間の捜索と少ない捜索員で人探し案件を終了させることができるため、依頼料金は低額になります。

しかし、情報の質が低い場合には、たとえ情報量が多くとも、依頼料金は安くならないでしょう。

たとえば、「30歳くらいの男性で、声が低い。そして、10年前は長髪で眼鏡をかけていた。」といった情報を提供したとします。この場合、情報量は少なくないですが、まともな情報は30歳男性ということくらいでしょうか。声が低い男性はたくさんいますし、外見なんて10年経てば大きく変わってしまいます。外見についての情報が人探しに必要ないということではありませんが、車のナンバーや以前住んでいた住所などの社会的な意味をもった情報の方が、情報として良質なのは言うまでもありません。

情報の質が悪いと捜索の難易度は高くなるので、多くの時間やたくさんの捜索員が必要になります。そのため、情報量が多くても情報の質が悪い場合には、依頼料金が安くなるとは限らないことを念頭に置いておきましょう。

人探しを自分でする方法

この章では、依頼することなく、人探しを自力で行う方法をお伝えします。

SNSを活用する

SNSは人探しをするときの重要なツールです。ネット上で対象者を見つけられれば、居場所を特定することはそう難しいことではありません。また、対象者の周りにいる人を特定することも重要です。周りにいる人が対象者を映した写真をアップロードしたり、対象者とリプライ(SNS上での会話機能)を通して身の回りのいろいろな情報を発信したりしてくれるのからです。それらの情報を用いて、対象者の居場所を特定できます。

捜索するときには、たくさんのSNSを利用して捜索するようにしましょう。

  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • mixi

上記のSNSはすべて捜索に利用してみてください。これらはSNSとしての有名どころなので、どれかを対象者が利用している可能性は十分あります。

そして、SNSで捜索するときには下記のことなどを試してみましょう。

  • 名前を検索してみる
  • メールアドレスの一部を検索してみる
  • 対象者の趣味だったものを検索してみる
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とにかく知り合いにあたりまくる

対象者の知り合いにあたりまくってみましょう。

  • 子ども
  • 学生時代の友人
  • 元職場の同僚
  • 昔住んでいた家の近所の人
  • 通っていたバーの常連

など、知り合いをあたることによって、現在の消息につながる可能性があります。

行きそうな場所に張り込む

対象者が行きそうな場所に張り込むのも有効です。

よく美術館に一人で行く人だったらば、美術館に張り込み、水族館が好きだったなら水族館に張り込むなどしてみるのもよいと思います。

人探しを探偵に依頼すべき理由

この章では、人探しを探偵に依頼する理由をお伝えします。

自分の捜索能力では無理があるから

人探しをするときには、人が姿を消すとき特有の動き方や習性などを知っておく必要があります。また、いなくなった住居や置いていった車などから、有効な情報を引き出す能力が必要になります。

例えば、姿が見えなくなった際になくなったパンツの枚数を把握するとよいというのは知っていますか?持って行ったパンツの枚数が多いなら計画的な失踪で、少ないならば突発的な失踪の可能性が高いことがわかるんです。

このように、探偵には、素人には引き出せない情報を引き出す能力があります。このような能力が人探しを成功へ導きます。

逆にいえば、人探しをしたことのない人はこういった能力が低く、有力な情報を引き出せないと考えられます。そのため、自分で捜索して対象者を見つけるのは難しいということです。

事件性がない場合には警察は積極的に動いてくれないから

「探偵に依頼しなくても警察に『行方不明者届』を出せばいいじゃないか」と考える人がいますが、おそらく『行方不明者届』を出しても、対象者を探し出してもらえません。

なぜなら、警察は、対象者に命の危険があると判断できない限り、積極的に捜索してくれないからです。借金から逃げる目的での失踪では命の危険があるとは判断できないので、ほとんどのケースでは警察は動いてくれないでしょう。

探偵は高い捜索スキルをもっているから

関連人物への尾行・張り込み

探偵は関連人物への尾行や張り込みを通して、対象者の所在を特定することを得意としています。

対象者は関連人物にかくまわれている可能性があります。かくまっているといっても、家に隠れさせてあげているわけではなく、働いている場所がわかっているけど、周りには言わないようにしているといったものです。

そういった関連人物を尾行・張り込みすることによって、対象者につながる情報を引き出します。

聞き込み

探偵は捜索対象の知人への聞き込みを通して、対象者の所在をつかむことがありますが、その聞き込み能力は素人のものとは大きく異なります。

  • 相手の話している話の信頼性を判断する能力
  • 対象者を知っている人は洗い出す能力
  • 相手が嘘をついてないか見抜く能力
  • やりすぎた聞き込みをしないように判断する能力

素人には、どんどん聞けばよいと思っている人が多いです。しかし、プロの探偵は、対象者に捜索していることが伝わらないようにしつつ、関連人物の嘘を見抜き、信頼できる情報を引き出すことを意識して聞き込みをします

このようなプロの聞き込みが人探しの成功率をぐっと高めてくれます。

人海戦術

ときには候補地がたくさんあがるケースがあります。過去に居住地を転々としていた人探すときなどはそうなる可能性が比較的高いですね。馴染みの地にいるのは落ち着きますし、どこにいれば見つかりにくいのかをよく知っているためです。

候補地がたくさんある場合には、とても一人で探せるものではありません。そのときに重要なのがとにかく人数です。探偵事務所には数十人数百人もの探偵がおり、さらに支店がある場合にはその数は何倍にもなります。全員で捜索するわけではないですが、自分一人や友人何人かと捜索する場合とは異なる規模で捜索できます。

そういった人数を活かした人探し、つまり、人海戦術で人探しを成功に導きます。

探偵による人探しのシミュレーション

15年前に別れた妻と息子を捜索

料金:18万円

15年前に別れた妻と息子を捜索したいと探偵に依頼したAさん。わかっている情報は2人の名前と15年前に別れた際に住んでいた家の住所だけだった。

しかし、債務やしがらみなどから逃げるために姿を消したわけではなく、単純に連絡先側からないだけのケースなので、難易度は低めだと探偵は判断。そのため、捜索料金は低めの18万円。

調査したところ、隣町に2人で住んでおり、妻は清掃員の仕事を、息子はタクシードライバーをしていることが判明。ここまでの情報を伝え、本人探し案件は終了した。

金銭を課した男性が失踪

料金:88万円

Cさんは、長年の付き合いにあった会社の同僚Bに、自営業をしているBさんの父の事業がつぶれたことを告白された。その際、Bさんの父はBさんにも支払いのサポートを依頼してきたという。

その金額は1,000万円。そんな大金を持っていなかったBさんは、Cさんを含めた会社の同僚に1,000万円を借りた。しかし、直後にBさんは失踪した。

会社の同僚たちでBさんを捜索したが見つからず、探偵事務所に依頼。探偵事務所はBさんの周りにいた人に対して必死に聞き込みをしたが、現在のBさんの様子を知っている人はいない様子だった。

しかし、Bさんは以前退職した女性Dと親密な関係にあったという証言を得ることができた。そこで、捜索範囲をDさんに絞った。

すると、Dさんは現在、スーパーのアルバイトをしていることが判明。4日間尾行していると、Dさんはとある車の助手席に乗った。その車の運転席にいるのがBさんだった。

BさんはDさんが契約しているマンションに転がり込んでいたことがわかった。このようにして、捜索を無事に終了したものの、債務の不履行を理由にした難易度の高い人探しだったため、料金は高額になりました。

まとめ

  • 人探しを探偵に依頼したときの料金相場
  • 探偵への依頼料金が増減する要素
  • 人探しは探偵に依頼すべき理由

この記事では上記のなどをお伝えしました。

人探しは難易度や捜索期間によって大きく料金が変動するため、対象者についてどこまで知っているのかが重要なポイントとなります。

また、人探しは自分でもできますが、その成功率は探偵と比較すると少し心もとないものとなってしまいます。料金と相談しながら、探偵に依頼するかどうか検討してみてくださいね。

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