結婚調査の依頼を検討するとき、探偵が問題なく調査してくれるのか、他の依頼主はどのような結果になったのかなど、さまざまなことが気になるでしょう。
そのため、依頼前に調査事例を確認しておくことが大切です。調査事例からは、具体的な調査内容がわかります。
ここでは、結婚調査の事例と、事例から見たメリットや探偵の選び方について詳しくご紹介します。
結婚調査の事例
それでは、結婚調査の事例を7つご紹介します。
婚約中の社内不倫
社内で多くの男性から人気であったAさんは、さまざまな男性と交際していました。
その噂は真実ではないと思ったBさんは、Aさんに交際を申し込みました。
努力の甲斐があり交際はスタートしましたが、社内恋愛が難しい風潮の職場であったため、交際の事実は隠すことになったのです。
交際から2年が経過したころ、BさんがAさんにプロポーズをして結婚することになりました。
この段階では、結婚調査をする予定はありませんでしたが、Bさんの両親がAさんの言動や立ち振る舞いなどに違和感を覚え、Aさんの調査を探偵に依頼することを決めました。
調査の結果、Aさんが自身の上司と不倫していることが発覚し、それをBさんに伝えたところ、不倫を許せないということで婚約破棄となりました。
【参考:事例 – 結婚調査相談室】
今回のケースでは、Aさんの上司も既婚者で、お互いに割り切った関係で過ごしていたそうです。
このように、婚約相手の良からぬ噂を耳にしたときは、結婚調査を検討しましょう。
今回は、Bさんの両親がAさんに不信感を抱いたことがきっかけになりましたが、探偵に依頼しなければ不倫の事実は発覚しなかったと考えられます。
不倫が原因で婚約破棄になった場合は、損害賠償請求ができる可能性があります。
結婚前の不倫が発覚したときは、損害賠償請求も視野に入れて行動することが大切です。
お見合い相手に自分以外の交際相手と子どもがいた
美人で真面目だと評判であったDさんは、大手企業の社員や公務員、医師など、さまざまな人とお見合いをしていました。
父親が経営する会社の取引先の専務もその1人です。両親からのすすめもあり、Dさんは専務とお見合いをしました。
当時、Dさんは専務に対して好感を持てませんでしたが、取引先の重役でもあるため、会社の未来を考えて結婚を決意したとのことです。
しかし、交際開始から専務に不審な行動がみられるようになり、悩んでいたといいます。
デート中に「仕事の電話が入った」といいい、その場を離れるのですが、電話の相手は異性で、しかも親しげに話していました。
Dさんが友人に相談したところ、「同じような経験がある人を知っている」という話を聞かされました。そうして焦ったDさんは、探偵に結婚調査を依頼したのです。
調査の結果、専務には交際相手がおり、子どももいることがわかりました。Dさんは、両親に申し訳ない気持ちを抱きながらも婚約を破棄しました。
【参考:事例 – 結婚調査相談室】
今回のように、たとえ両親に関係する人物であっても、実は既婚者であったり不倫したりしているケースがあります。
結婚相手に少しでも不審な点がみられたときは、結婚調査を検討することが大切です。
婚約相手が風俗通いをしていた
Aさんは、交際しているBさんに対して真面目な印象を持っていました。
あるとき、Bさんの車から風俗店の会員証と思わしきものが見つかりました。
そのとき、半年ほど前に原因不明の性病にかかっていたことを思い出したのです。
Bさんを問い詰めましたが風俗通いを否定したといいます。しかし、今回の出来事からAさんはBさんに疑念を抱くようになりました。
AさんはBさんとの結婚を考えていたため、このまま結婚するのには不安が残るということで、Bさんの結婚調査を探偵に依頼したのです。
その結果、Bさんが風俗通いをしていることがわかりました。しかも、週1回は同じ風俗嬢を指名していたのです。Bさんの行動を許せないAさんは、別れを決意しました。
【参考:事例 – 結婚調査相談室】
今回のように、見た目からは行動を予測できないため、少しでも不審な点があるときは結婚調査を検討しましょう。
以前の交際相手と浮気をしていた
女性Aさんは、男性Bさんと交際5年目を迎え、結婚を考えるようになりました。
Bさんは多数の女友達と外出することが多いのですが、Aさんはその女友達に会わせてもらえなかったそうです。
そのため、AさんはBさんの浮気を疑い、探偵に結婚調査を依頼しました。
当初の調査では、確かに複数の友人で食事をしており、浮気相手と思わしき人物は確認できませんでした。
そこで、後日に再度調査したところ、女友達の中に親密な関係になっている女性が見つかりました。
よく調べると、その女性はBさんが以前に交際していた人物だったのです。
そこで、Aさんは関係がより深くなる前に、Bさんと話し合うことを決意しました。
【関連リンク:結婚調査・信用調査 – 株式会社ホリエ総合調査】
このように、問題を早く確認することで、浮気の関係がより深くなるのを食い止めることも可能です。
交際相手が結婚詐欺師であった
女性Aさんは男性Bさんと付き合って半年になりますが、すでに結婚の話が出ていました。
しかし、AさんはBさんのプライベートのことを全く知らないといいます。
何度かBさんに尋ねたものの、話をそらされたりはぐらかされたりしたそうです。そこで、探偵に結婚調査を依頼することにしました。
探偵は、結婚詐欺を疑って調査しましたが、その当時は問題のある行動を見受けられなかったそうです。
しかし、経歴を調査した結果、各地を転々としていることと、過去にBさんによる結婚詐欺の被害にあった女性がいることがわかりました。
その女性と接触し、Bさんが結婚詐欺の被疑者であることを確認し、Aさんに伝えました。
【関連リンク:結婚調査・信用調査 – 株式会社ホリエ総合調査】
今回のように、結婚の話が出るのが早く、相手がプライベートのことを話したがらない場合は、結婚詐欺の可能性があります。
大きな金銭的被害にあう恐れがあるため、少しでも怪しく感じた場合は結婚調査を依頼することが大切です。
交際相手がキャバクラ嬢であった
Aさんは、Bさんとの結婚を考えています。しかし、特定の曜日の夜にだけ連絡がつかないことに不安を感じていました。
Bさんに確認しても、「習い事があるからスマホの電源を切っている」と言われたそうです。
調査の結果、習い事ではなくキャバクラで働いていたことがわかりました。
Aさんの見解によると、Bさんが水商売をしているのはシングルマザーの母と同居しており、家計への援助を目的としているからとのこと。
しかし、AさんはBさんが嘘をついたことを重く受け止め、Bさんと話し合うことを決めました。
【参考:結婚調査の相談、成功事例集 – (株)アール.アンド.アイ】
借金をしている親族がいた
Aさんは、離れて暮らす娘が結婚相手として男性を実家に連れてきたが、男性とその家族について問題がないか調べたいと思い、探偵に調査を依頼したという事例があります。
調査の結果、特に問題は確認できましたが、男性の弟が合計100万円程度の借金をしていることがわかりました。
借入先の消費者金融には問題がなく、弟も定職に就いているため、今後大きなトラブルになる可能性は低いと判断しました。
この結果を確認したAさんは、男性との結婚を認めたとのことです。
【参考:結婚調査の相談、成功事例集 – (株)アール.アンド.アイ】
今回の事例のように、両親が娘の結婚相手とその家族を調査するケースは少なくありません。
結婚調査の事例から見たメリットとは
それでは、結婚調査の事例から見える依頼のメリットをご紹介します。
交際相手の親族まで調査できる
交際相手の親族まで詳しく調査できるため、結婚後に大きなトラブルになることを未然に防げます。
悪質な金融業者から多額の借金をしていたり、重大な犯罪歴があったり、さまざまな問題が考えられるでしょう。
安心して結婚に踏み切れる
結婚調査の結果、特に問題が見つからないケースもあります。何も問題がないことがわかれば、安心して結婚に踏み切れるでしょう。
不安な気持ちを抱えたまま結婚すると、ささいなことで喧嘩になったり、大きな問題が起きたりする可能性があります。
離婚のリスクを減らせる
結婚後に問題が発覚したことで離婚に至れば、いわゆるバツイチになります。バツイチに対する風当たりは強く、時には批判されることもあるでしょう。
このように、離婚にはリスクがあるため、結婚相手に問題がないか十分に調査することが大切です。
結婚調査の事例から見る探偵の選び方
それでは、結婚調査の事例から見える探偵の正しい選び方を詳しくご紹介します。
対応範囲が広い
今回、ご紹介したように、結婚調査では結婚相手の親族まで調査するケースがあります。
また、全国を飛び回って聞き込み調査をしたり、長期間の尾行をしたりする場合もあるでしょう。
このように、結婚調査といっても調査内容はさまざまですので、対応範囲が広い探偵に依頼することが大切です。
複数回にわたって調査をしてくれる
結婚調査では、1回の調査で結果が出ないケースが少なくありません。
例えば、複数人で出かけていることが本当かどうか調べてほしいといったケースでは、1回目は複数人で出かけていても、2回目からは不倫相手と出かけている場合があります。
1回の調査で簡単に「問題がなかった」と判断する探偵は避けた方がいいでしょう。
あらゆるケースを把握しており、慎重に調査を進めてくれる探偵を選ぶことが大切です。
実績が豊富で対応力に優れている
実績が豊富な探偵は、結婚調査のあらゆるケースに対応できます。
結婚詐欺の事例のように、普段の行動に問題はなくても、経歴をさかのぼることで結婚詐欺の被害者に行き着くケースがあります。
実績が豊富で対応力に優れていなければ、ここまで深い調査はできないでしょう。
もし、結婚詐欺師だと気づけずに結婚していれば、人生に大きな傷跡が残っていた可能性があります。
そのため、結婚調査の依頼先は、実績や信頼性、調査力、対応力など、さまざまな項目をチェックしたうえで選ぶことが大切です。