ネットを活用すれば、見つかるかどうかはともかく、無料で気軽に人探しができるでしょう。ただし、いくつか注意点があることを忘れてはいけません。
この記事では、ネットを使った人探しの方法、注意点、ネットを使っても見つけられない場合の他の方法などについて詳しく解説します。
ネットで人探しをする方法
①検索エンジンで検索する
まずは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで名前を検索してみましょう。その人がホームページやブログを開いていたり、会社のホームページで紹介されていたりする場合は、すぐに見つけることができます。
本人のブログなどを直接見つけられない場合でも、運が良ければその人の関係者がブログでその人について書いていれば、ヒットする可能性もあります。
このように、「本名+出身地」などで検索してみるのもおすすめです。
②SNSで探す
Facebook、Twitter、mixiなどのSNSを活用する方法もあります。本名で検索してヒットしなくても、ニックネームで検索するとヒットする可能性があります。
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また、関連していそうな人物のアカウントを発見できれば、SNSのフォロー、フォロワー項目から見つけ出せることもありますよ。
③人探しの掲示板を利用する
人探し専用掲示板に探している人の情報を書き込み、居場所や目撃情報などの手がかりを募るという方法もあります。無料で利用できたり匿名での書き込みができたりする場合が多いので、気軽に利用できるというメリットがあります。
ただし、後述しますが、掲示板に掲載した内容は不特定多数の人に見られるので、個人情報の取り扱いには十分に気を配らないと、いたずらの標的にされてしまったり、犯罪のきっかけを作ってしまったりする可能性もあります。
また、掲示板に寄せられた情報には誤った内容が書き込まれる場合があるので、情報の信ぴょう性という面ではあまり期待を持たないほうがいいでしょう。
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ネットでの人探しは本人特定が重要な理由
ネットで人探しをして、本人と思われる人物を発見できたとしても、すぐに連絡を取ることは避けましょう。なぜなら、確実に本人かどうか、断定できない場合が多いからです。
同姓同名の人物が複数いることもあるから
Facebookや検索エンジンで名前を検索し、運よく見つけられたとしても、ただの同姓同名で、確実に本人とは言えない可能性もあります。
苗字が変わっていることもあるから
女性を探す場合は特に、苗字が変わっている可能性にも注意しなければいけません。結婚したら苗字は変わっているはずですし、逆に離婚していたら元の旧姓に戻っている可能性もありますよね。
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ポイント
以下の情報もチェックして、確実に本人であることがわかってから連絡をとるようにしましょう。
- 出身地
- 生年月日
- 出身校
- 勤務先
- 職業
- 所属団体
- 顔写真
ネットで人探しをする際の注意点
ネットを活用した人探しは、気軽にできるので取っ掛かりとしては良い方法かと思います。ただし、使い方を間違えてしまうと探されている本人に迷惑がかかったり、犯罪を招いたり、あなた自身が困ったりするリスクもあります。
個人情報の漏洩に気を付ける
ネットの情報は不特定多数の人が閲覧できます。世の中にはその情報を悪用して良くないことを考える人もいますので、個人情報の取り扱いには十分に気をつけなければなりません。
どこまでの情報なら公開してもいいのか、どこまでの情報を公開しないと有益な情報を手に入れられないのか、という線引きはとても難しいとは思いますが、あなたの行動一つでもしかしたら被害者が出るかもしれないことはよく理解しておきましょう。
デマ情報に惑わされない
人探しに限ったことではありませんが、ネット上の情報は、必ずしもすべてが正しいものとは限りません。どの情報を信じるべきか、見極める目を養っておく必要があるでしょう。
ネットで探せなかった場合は警察や探偵への依頼が有効
素人がネットだけで特定の人を探し出すのは膨大な時間と労力を要します。自力での人探しが難しいと感じたら、他の方法も検討してみることをおすすめします。
事件性が高い場合は警察に依頼する
誘拐されたかもしれない、遺書を残して失踪してしまった、など、事件性がある場合や、人命に関わる場合は、警察に捜索を依頼しましょう。
ただ、警察には1日に多くの捜索願が届け出られており、事件性がないと判断されてしまうと、積極的に探してくれることは難しいと思ったほうが良いでしょう。
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緊急性が高い場合は探偵に依頼する
警察に事件性がないと判断され積極的に捜索してもらえなくても、探偵であれば、依頼をすればすぐに探してくれるので安心です。
また、昔お世話になった人や初恋の人、旧友を探したい場合、手がかりが少なくて自力での捜索が難しい場合も多くあると思います。
このようなケースでも、探偵なら聞き込み調査やデータ調査を駆使して手がかりを見つけ出し、所在を突き止めることが可能です。
探偵の人探し成功率は何%?行方不明者を発見するために大切なこと
まとめ
ネットを活用した人探しは気軽にできますしお金もかからないので、「探せたらいいな」「見つかったらラッキーだな」という程度の、緊急性の低い場合には有効な方法と言えるでしょう。
ただ、探し出せる可能性は決して高くありませんし、探し出すまでにかなりの時間と労力を要すると覚悟しておいたほうがいいでしょう。
ネットを使うのか、警察や探偵へ依頼するのか、どの方法で人探しをするかは臨機応変に判断してくださいね。